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神の風 [むかしむくれて]

Kazenokami

 風にのりて所々をありき人をみれば 口より黄なるかぜを吹かくる。 其かぜにあたればかならず 疫傷寒をわずらう事とぞ。

台風 について

○神風
 文永十一年(1274年)元国皇帝フビライは二万八千の軍勢を兵船に乗せ筑紫博多に押し寄せ戦いとなった、翌十月二十一日の朝には浦には一隻の船も無く残った船は逃げ去った。 前夜は台風であった。
 弘安四年(1281年)再び元国は倍増の兵で博多に押し寄せたが、またもや台風により元軍は全滅した。


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