グンマの昔：下仁田森林鉄道

○本谷事業所（営林署）・上野村
　1933年開設、20年ほどで閉鎖（廃村）。　本谷は、営林署従業員らの生活の場であった。（ランプ生活だったらしい）　　木材搬出はトロッコをガソリンカーが三岐まで牽き、トラックで輸送した。　また「トロッコ道」もよばれ生活路でもあった。

○下仁田森林鉄道
　1920年度磐戸～塩ノ沢峠工事着手、1921年度塩ノ沢峠～坂下～本谷国有林工事着手、1927年度磐戸～本谷国有林34.92km開業、下仁田～磐戸は上信電鉄が計画していた。
　1934年磐戸～塩ノ沢峠～坂下間急勾配で使われないので廃止、高崎営林署管轄は坂下～本谷間12kmとなった。（与志本貯木場～坂下間約1kmは地元用にレールを残した）　
　1940年頃、延長・支線新設されたが短期間で廃止。　当初は牛や犬が引いていたが、1945年頃木炭動車、1950年頃ガソリン動車。
　1951年坂下～三岐廃止（一部延長・支線新設あり）、1964年本谷国有林事業終了により全線廃止。

※傾斜地だったので、動力は空車を引き上げる時だけ必要だった。
※トロッコは6km/hぐらいだったらしい。

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○岩飛村（磐戸）
　岩飛、略して「磐戸」となったともいわれる。