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赤城大明神 [ぐんま]

Akagi99

○赤城大明神
 履中天皇時代、高野辺大将家成は上野国勢多郡深栖郷に流され、一男三女をもうけたが、奥方が亡くなり信濃国更科大夫宗行の娘を後妻とした。 その後、家成は都に帰ることを許され単身赴任となった。

 継母は弟更科次郎兼光をそそのかし先妻の娘三人殺害を企てた。 淵名姫を倍屋ガ淵に沈め、室奥方とともに逃れた赤城姫は赤城沼の竜神となり赤城大明神となり、伊香保姫だけが無事だった。 上野国司となり戻った家成は、嘆き悲しみ倍屋ガ淵に身を沈めた。(後に淵名明神と大室神社)
 この話が都に届き、高野辺中納言となった大将の長男左少将が東国へ戻り、更科次郎父子三人を殺害した。(左少将はとるものもとリあえず主従七騎で出発したが、武蔵国府に着いたときは五万余騎になっていたといわれる)  更科の奥方は甥の更科十郎家秀を頼って逃げたが、更科家を汚したと言われ、宇津尾山に捨てられた。 その地が「伯母捨山」。
 その後、中納言は父と妹が亡くなった地を訪ね、赤城大沼と小沼に社を建て幣を奉り、三日間逗留した。 その地が「三夜沢」。


Akagi39

○大洞赤城神社(移建前)


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