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味噌玉 [ぐんま]

Misodama

○味噌玉
 大豆を煮てつぶしたものを、めんば板の上で玉にする。 一昼夜して固くなったら藁で結んで天井に吊す。(二月~三月)  囲炉裏の上に吊るして燻製状態にすることもある。 地域によっては、鉢の形して蚕棚に並べる。  四月~五月に、玉を下ろし洗った味噌玉を臼と杵で搗き、塩・水を加えてねかせる。  三年味噌として食べることが多い。 味噌の上ずみを使って醤油(たまり)を作ったとも言われている。

※「味噌玉一つに穴七つなあに」→人の顔(味噌玉が顔の形に似ていた)

Misodama22

味噌に関する俗信。
○味噌豆は三里帰っても食うものだ。
○味噌は、夜、あかりをつけて出すものではない。
○子の日に味噌をかくものではない。
○味噌を作るとき卯の日に作るとうむ。
○申の日に味噌を仕込むと味がよい。
○申の日に味噌を煮ると色がついてよい。
○お彼岸の日に味噌を煮てはいけない。
○三月に味噌を煮、五月に味噌をかくな。
○九月味噌は作るな。
○味噌の味が変わると不吉なことがある。
○家の味噌は他人にくれてはいけない。
○生味噌を食べる家では身上が伸びない。
○味噌の味が変わると、その家の人が死ぬ。
○下手な唄を歌うと、味噌にカビが生える。
○味噌、梅漬、糠味噌の色が変わると不吉のことがおこる(利根郡各地)
○味噌を他人にくれると貧乏する(佐波郡)
○一年味噌を食べると貧乏になる(下久保ダム水没地の民俗)
○生味噌は腹の妙薬・生味噌は命のもと


☆「女房と味噌は古いほどよい」との諺があるらしい。


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