すえぼ薬師 [さいたま]
〇薬師堂跡、すえぼ薬師・すくぼ薬師跡
志木市幸町3-12
天文年間柏ノ城攻防戦にて本堂崩壊、農地となり取得した尾崎仁兵衛が石仏の薬師造立、円瑞・虎岩らが住職となったが元文年間宝幢寺持ちとなり薬師堂は消滅した。
※「すくぼ」は穂をすくうの意
天明稲荷神社 [さいたま]
〇天明稲荷神社
朝霞市宮戸3-2-17・048-471-3401(宮戸神社に同じ)
高橋源左衛門が屋敷神を社をつくり祀ったといわれる。 かつては「宮戸のおいなりさん」とよばれ、十二月十二日は祭礼だった。
素毛脱狗之墓・亀毛俊狗之墓・賢猫之塔 [さいたま]
〇伊皿子貝塚遺跡、港区三田4
「文政十三年庚寅素毛脱狗之霊七月二十日 御狆白事」の表示があることから、白色の狆の墓といわれる。
江戸時代、狆は犬とは別の動物(犬と猫の中間)と考えられており、武家奥方や遊女の愛玩用として飼われた。(江戸後期には庶民も飼うようになった)
一方、吸い物や貝焼きなどにして犬肉を食べることもあったらしい。
※狆(倭子犬)には八種類あったらしい。