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神話伝説 (7) [むかしむくれて]

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○オオクニヌシ
 ヨミの国へ逃れたオオクニヌシは、スサノオの娘スセリ姫に出会い夫婦の契りをかわした。 これに怒ったスサノオは、オオクニヌシを蛇や百足ゃ蜂で溢れる室に閉じこめたが、スセリ姫の魔法のヒレで助けられた。 次にスサノオは原野に矢を放ち、オオクニヌシに矢を拾ってくるように命じた。 オオクニヌシが原野に入ったのを見とどけたスサノオは原野に火を放ったが、オオクニヌシは鼠の忠告で洞穴に入り難を逃れ・矢を拾って戻ってきた。 スサノオは今度は自分の頭の虱を捕るように命じたが、オオクニヌシはスセリ姫の助けで、スサノオの髪の毛を御殿の椽にしばりつけ・大岩で入口を塞ぎ、スサノオの太刀・弓矢・琴を奪い、スセリ姫を背負って逃げ出した。

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 その後オオクニヌシは、ヤガミ姫・ヌナカワ姫など多数の妻との間に子をもうけ、スクナビコナノ神とともに国づくりを進めた。

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※スセリ姫が渡した呪のヒレは、蛇のヒレ・百足のヒレ・蜂のヒレ、三度振り払うと静まるといわれる。

※野鼠が言うには「内はホラホラ・外はスブスブ」、オオクニヌシが足下の地面を踏みしめると洞穴に落ち込んだといわれる。

※スサノオの頭には百足がうようよ、オオクニヌシはスセリ姫から渡された椋の実と赤土を噛みつぶし、百足を噛み殺しているようにみせかけて、スサノオが眠り込むのを待った。

※イナバのヤガミ姫、一度は出雲へ来たが、正妻のスセリ姫が恐ろしいので生んだ子を木の股にはさんでイナバへ帰ったらしい。 オオクニヌシも正妻スセリ姫には頭が上がらなかったようだ。


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