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天狗岩用水 [ぐんま]

Tenguiwa32

天狗岩掘割之図

Tenguiwa31

○天狗岩用水
 慶長年間、総社藩主秋元越中守が、利根川からの灌漑用水を計画しながらも地勢が高くて苦労していた。 ある時、身の丈八尺程の威容優れた老人が現れ「地の利を図って導けば水をひくことができる」というので、其の人物に命じて工事を始め・巨石を割り・丘を切り、いくばくもなく利根川の水が用水を流れ・千石の米が採れる田が開けた。
 工事が終わると老人の姿が見えなくなったので、あれは天狗様だったのだろうと「天狗岩用水」とよぶようになり、羽階権現を秋元氏の守護神として祀るようになった。
 また、天狗岩用水の工事をしていた人夫達は真っ裸だったので、これを見た秋元越中守が布を与えて褌を締めさせた。 これを「越中ふんどし」とよぶ。  またあるとき、秋元越中守に近づいた猿を追い払った家来を猿谷六左衛門と名じ、この家来が後に天狗岩用水に架けた橋を「猿谷橋」とよぶようになった。(猿谷橋は縁切り橋ともいわれている)


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