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藪塚本町伝説 [ぐんま]

Yabuzukas2

○俵藤太
 橋にいた蛇の上を渡った侍が、蛇から百足退治を頼まれ弓矢で退治したところ、お礼に一俵をもらった。 それは、いくらすくってもすくっても減らない米俵だった。 そこで、どのくらい入っているか逆さにして叩いたら、すべでが終わった。 
※教訓;空俵は叩くな。

○義経とクツワ虫
 義経が東道を逃げる際、クツワ虫が鳴いてうるさいので一言「鳴くな!」。 鳴き止んだ、これ以降東道ではクツワ虫が鳴かなくなった。

○藪塚・大久保には、大入道が出た。

○藪塚・大原には、オトカの嫁入りが見られた。

○重箱に赤飯を詰め、その上に南天の葉をのせるのは毒消しの意。 
※難を天が助けるともいわれる。

○カラスにぶつける泥もない
 究極の貧困状態。

○四十二歳の人は芹を食べない
 川で芹取りをしていた42才の人が流されたので、四十二歳の人がいる家では芹禁止。

○猫の一貫目祝い
 猫が一貫目になったら、おこわをふかして出してやる。 
※猫は長く飼うなといわわれた。

○下駄
 新しい下駄をおろすときは、最初に裏返して下駄の歯につばをつける。

○お月見
 片見の月見は禁止。 十五夜を祝ったら。十三夜も祝わねばいけない。

○風呂手拭
 風呂上がりに濡れた手拭いをバサッと振ってはいけない。

○枇杷の木
 枇杷の木を植えると病人が絶えない。

○物売り
 だるま屋・唐辛子売り・毒消し売りめ富山の薬売り・越前の刃物屋、など来た。


☆「屋敷内に実のなる木を植えるな」とは、木に実がなると枝になり下がるので嫌ったらしい。 山椒は人に摘まれる、無花果や枇杷は日陰になる、との理由で忌んだ。
※枇杷についは、昔枇杷で木刀を作り・他流試合で打ち所が悪ければ相手が死ぬこともあったらしい。


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