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お菊伝説 [ぐんま]

Kunimine

《グンマを話そう》
○お菊伝説
 甘楽郡小幡国峯城・城主小幡上総介信貞に仕える侍女「お菊」は美人で働き者だったので、殿様から可愛がられた。 これをねたんだ侍女仲間が、ある日殿様の御膳に針を入れた。 針を見つけた殿様は、お菊が自分を殺そうとしたと思い、お菊を蛇や百足と一緒に桶に入れ宝積寺裏山の池に投げ込んだ。  お菊が息も絶え絶えとなった時、日野の小柏源六なる武士が通りかかりお菊を助けた。 この時助けられた蛇や百足も、恩返しとして「小柏家には害を加えない」と約束した。 こうして蛇除けの呪いが生まれた。 【蛇やムカデもどーけどけ、小柏どんのお通りだ】

※藤岡の小柏氏はオウヤと呼ばれ、見える限りの山々谷々はすべて小柏氏のものであったともいわれる。
※「お菊伝説」は妙義町中里にもあり、八木節音頭としても歌われた。
※同じような話が、前橋厩前城に「お虎伝説(お虎ガ淵)」として残っている。
※「牛にまたがらせて八つ裂きにされた」のが、榛東村倉海戸の「牛ざき畑」。


○お虎伝説
 前橋城の西、利根川が城につきあたる地を「お虎が淵」とよんでいた。  お虎は怨念を残して死んでいったので、その後毎年利根川は洪水となり・ついには前橋城本丸までも川底に沈んだ。 そこで、お虎稲荷大明神を祀り、お虎観音をもうけたとされる。


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