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グンマの昔:平兵衛池 [ぐんま]

Gunma_heibei

《グンマを話そう》
○平兵衛池・六合村京塚
 ある昔、平兵衛とチエの親子がおった。 ある夏、二人は西山へワラビとりにでかけたが、「近寄ってはなんねえといわれている沼」に迷い込んでしまった。 チエを捜してした平兵衛き、沼の淵で篭と櫛を見つけ、沼の主にさらわれたと沼の水をせき止めている大岩を外してチエを助けようとした。 すると、「水がなければ、おらも死んじまうに」とチエの声がした。「もう家に帰ることはできない、一年経ったら会いに来てくれや」
 平兵衛は一年経つのを指折り数えて、供え物を持って沼へ出かけた。 すると竜になったチエが現れ、篭一杯の鯉をさしだした。 やがて「平兵衛池」とよばれるようになった。 その後、白根山の噴火で池の魚はいなくなったそうな。

○平兵衛池
 草津旧家・湯本平兵衛の娘が供を連れ蕨取りに行き、池のほとりで一休みしていると、娘が急に立ち上がり・池の中へ入っていった。 そしては、水面に大きな竜が現れ「これより、この池の主となるべければ、皆々悲しむことなかれ。何事も因縁なり。」と池の中に姿を消した。


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