グンマの昔:前橋市五代 [ぐんま]
《グンマを話そう》
○五代・前橋市五代村(現五代町)
ある昔、三度の飯より碁が好きだという男がおった。 ひまさえあれば碁盤にむかい、腕前も村一番であった。 ある日おかみさんが「良い天気だから、たまには山へソダ(木枝)集めにいきな」。 こうして男はソダを拾っているうちに山奥へ迷い込み、気が付くと「パチッパチッ」と音が聞こえてきた。 よおく見ると白髭の爺様が一人で碁盤に向かい合っていた。 男はいてもたまらず、爺様と勝負に挑みいつ果てるともない互角の戦いを続け、ついには爺様を破った。
男が村の自分の家に帰るとだれもいなかった。 村人が言うには「この家は五代前に、碁が好きな男が山へ行ったきり戻ってこなかった」。 そしていつしか「五代村」とよぱれるようになった。
☆碁盤
縦45.5cm・横42.4cm、桝目は19mm×19mm。 江戸時代三世本因坊算悦が作らせたといわれる。 ※碁石は、黒が直径22.2mm・白が21.9mm。
☆オセロ
直径3.5cm、子供が飲み込めないサイズに決めたといわれる。
※八角形の盤「八八オセロ」というものがあるらしい。
2014-01-29 00:00
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