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群馬での暮らし:川場の湯 [ぐんま]

Kawaba6

《グンマを話そう》
○川場の湯
 ある昔、川場湯村は遠い沢まで水を汲みにいかなければならない「水の不便なさびしい村」でした。 そこへ旅の坊さんが疲れ歩いてきました。 一軒の百姓家の前まで来ると、おばあさんに「喉が渇いた、水をめぐんでください。」と頼みました。 おばあさんは『気のどくだがもう水がないのじゃ。 この里には水がないので、沢まで水を汲みに行かねばならぬ。 ちょっと待っててくんろ。」 と遠い沢まで水を汲みに行きました。
 その水をおいしく飲んだ坊さんは、持っていた杖をいきなり地面につきさしました。 すると地面から白い湯気とともにお湯が噴出しました。 これが川場湯原の「湯口」となり、やがては川場温泉となりました。 この坊さんこそが弘法大師だったのです。(群馬県には「弘法大師が杖で地面を突き刺すと水が噴出した」という伝説がたくさんあります。)


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