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群馬での暮らし:バクッパ [ぐんま]

Goropikari2

 グンマでは、丸麦をふかして大きなおひつに入れ、きささげの葉にのせて食べます。

 

Bakkupa

○甘楽町・諏訪神社では麦供えが年二回行われています。

 麦供え(バクゾナエ)は、「麦(バク)まつり」とも「鬼穀(オニゴク)」とも呼ばれ、安土桃山(アズチモモヤマ)時代この地で疫病(エキビョウ)(はやり病)が流行した時、氏子(ウジコ)(守り神の地元民)の代表者が諏訪大社に出かけて参篭(サンロウ)(一定期間こもって祈願する)し、厄除け(ヤクヨケ)の仕方を教わってきた。これが麦飯だったという。以来、当諏訪神社の神事(シンジ)となっており、全国的にも珍しいものである。

 その方法は、籾殻(モミガラ)をむいただけの大麦に小豆を混ぜ合わせ(味付けはしない)、釜で蒸(ム)して強飯(コワメシ)をつくり、直径約1mの半切(ハンギリ)(おひつ)に入れ、「エイトー、エイトー」という掛け声をあげながら、担いで神社へ運ぶ。神官はこれを拝んでから氏子たちに授ける。氏子は各自持参の「川桐(カワギリ)の葉」と呼んでいる葉(ノウゼンカズラ科のキササゲ)や、または桑の葉に麦飯を包んで持ち帰り、家族はもとより家畜にまで食べさせ、五穀豊穣(ゴコクホウジョウ)、家内安全、無病息災(ムビョウソクサイ)を祈るものである。


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