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群馬での暮らし:田かき地蔵 [ぐんま]

Takakijizou

《グンマを話そう》
○田かき地蔵
 ある昔、小泉に働き者のおじいさんとおばあさんがおった。 寄る年波には勝てず「田かきがつらくなったのぉ 子供がおったら手伝ってくれたじゃろぅ」と話していると、あぜ道の向こうから見たことのない子供がやって来て手伝ってくれた。
  仕事も終わり子供を家に連れて帰り、ご馳走するよと言うと子供は「煮たてのあずき飯が一番好きだ」と言った。 おばあさんがあずき飯を作っていると子供は「川で手足を洗ってくる」と出ていったきり戻ってこなかった。  心配したおじいさんとおばあさんは子供を探しに行った。 村はずれまで来るとそこには「手足の汚れたお地蔵様」が立っていた。
 その後、小泉のお地蔵様は「田かき地蔵」と呼ばれ、あずき飯が供えられるようになった。


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